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ウイルスに起因する難治性の眼感染疾患に対する迅速診断(PCR法)

診療科:眼科

感染症を診断する方法の一つにPCR(ピー・シー・アール)法というものがあります。感染症の原因となっている微生物の遺伝子(DNA)はそのまま目で見ることはできませんが、遺伝子の一部を人工的に増幅し、特別な装置を使えば検出することが可能です。この遺伝子増幅技術のことをPCR法といいます。PCR法を用いて眼感染症の診断をすることは以前から行われてきましたが、従来の方法では、1回のPCR検査で1種類の微生物の判定しかできませんでした。

本先進医療技術は、様々な眼感染症に対して、一度に複数の微生物の遺伝子を調べることができる新しいPCR検査(網羅的PCR)です。また、この新しい検査方法は、今までの方法と比べて、検査結果が出るまでの時間が短くなっています。本検査により、より迅速な診断や治療開始につながると考えられます。当院では、以前からこの新しいPCR技術を使って臨床研究という形で検査を行ってきましたが、この度、先進医療の認定をうけ、2020年10月より先進医療として当院で開始することになりました。

適応疾患は

何らかのウイルス(ヘルペスウイルス、サイトメガロウイルス、帯状疱疹ウイルス等)が原因と考えられる眼感染症やぶどう膜炎が適応となります。

方法

  • 目の中にある液体(前房水・硝子体液)をわずかな量(数10μℓ)採取します。
  • 採取の際は、痛くないように十分に点眼麻酔を行い、特殊な専用の器具を使用します。
  • 採取の時間は、麻酔の点眼をする時間も含めて1分間程度です。
  • 終わった後、特に眼帯等は必要ありません。
  • 当院の検査室で、採取した液体中の遺伝子検査(網羅的PCR検査)を行います。
  • 結果は、1~数日でお伝えします。(当院のPCR検査機械の使用状況によります。)

費用

検査1回(1件)あたり、27,100円となります。それ以外の診察、検査、投薬等は保険診療となりますので、実際に患者様がお支払いになる費用は「27,100円+保険診療分」となります。

お問い合わせ

本先進医療を受ける際は、当院眼科での診察が必要になります。
現在、別の眼科様に通院中の患者様は、当院眼科宛の紹介状をお願いしております。すでに当院の眼科に通院中の方は、担当医にご相談ください。

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