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EMMA/ALICE(子宮内細菌叢検査)

子宮内細菌叢検査 (EMMA/ALICE)は、採取された子宮内膜の検体からDNAを抽出した後に増幅し、次世代シークエンサー (new generation sequencer:NGS)を用い細菌の目印となる16SリボソームRNA遺伝子の遺伝子配列を同定する検査です。
その結果、培養不可能な細菌も検出することが可能となり子宮内膜細菌叢を分析することができます。子宮内膜細菌叢を評価し子宮内膜細菌叢のバランスを整えることで着床不全を改善します。また、慢性子宮内膜炎の原因となるうる細菌を早期に検出し、診断されずに放置される子宮内膜炎発症のハイリスク患者を見つけ出し、検出された細菌に対し個別化された治療を提案します。

適応

複数回、胚移植したにもかかわらず妊娠に至らない症例です。

方法

ホルモン補充周期または自然周期で子宮内膜を採取し検査に提出します。子宮内膜の採取を行うので少量の出血や軽い痛みを伴うことがあります。採取自体は数分です。ERA検査と同時に行うことも可能です。

費用

この検査は先進医療のため、先進医療にかかる費用は自己負担(66,000円)となります。
それ以外の診察・検査・薬剤等は保険診療となりますので、実際に患者様がお支払いになる費用は「66,000円+保険診療分(自己負担の割合で各自異なる)」となります。