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褥瘡ケアチーム

スタッフ紹介

部長 島田 長人 部長 島田 長人
氏名 職名 専門領域・所属・役職
島田 長人 臨床教授 院長補佐 総合診療科外科
大国 生幸 講師 リハビリテーション科
漆畑 真里 助教 皮膚科
中道 美保 非常勤医師 形成外科
内 昌之 理学療法士 技師長
山西 由里子 薬剤師  
中西 将 管理栄養士  
保刈 伸代 看護師 皮膚・排泄ケア(WOC)認定看護師
斎藤 容子 看護師 皮膚・排泄ケア(WOC)認定看護師
守口 淳子 看護師 皮膚・排泄ケア(WOC)認定看護師
上記メンバーの他にも診療科・病棟を超えて、多くの医師・看護師・緩和ケアチーム・NST・ MSW・退院調整看護師とも連携を取りながら、活動しています。

活動内容

近年、慢性期病院や老人介護施設ばかりではなく、急性期病院での褥瘡発生が注目されるようになっています。つまり、褥瘡はいわゆる寝たきりの高齢患者さんに発生するばかりではなく、高度医療を必要とする重症度の高い患者さんにも発生する危険性が高いといえます。褥瘡ケアチームは、東邦大学医療センター大森病院にご入院中の患者さんの褥瘡予防と治療をサポートすることを目的として、2002 年6 月に院長直属チームとして発足しました。2006 年からは褥瘡ハイリスク患者加算の施設基準を満たし、現在では予防的観点から褥瘡ハイリスクケアに努めています。2014 年には褥瘡に関する記録を電子カルテ上でシステム化し、これまで以上に患者さんの褥瘡予防・治療計画の共有化が可能となりました。週1 回「褥瘡・創傷外来」が開設され、褥瘡回診で対応しきれない院内の患者さんや退院後も治療を必要とする患者さんの経過評価と治療を行っています。褥瘡を保有される患者さんにおいては、褥瘡治癒だけを目的とするのではなく、疾患・病状などを考慮にいれた患者さん中心(patient oriented)の褥瘡ケアを心がけています。褥瘡ケアチームは、多角的な視点から褥瘡の予防と治療ケアを行うため、医師、皮膚・排泄ケア認定看護師、理学療法士、薬剤師、管理栄養士などのメンバーが参加しています。目標は、病院全職員の褥瘡に対する意識が向上することで、褥瘡発生が限りなくゼロに近づき、「褥瘡の予防的ケア」を主としたケアサポートチームとなることと考えています。

活動日

  • 第1・3・5木曜午後、褥瘡回診&ミーティングを行っています。
  • 皮膚・排泄ケア認定看護師は上記活動日に限らず、常時褥瘡予防と治療ケアに関わっています。

院内での教育活動

  • 2回/1年程度、各看護部署の褥瘡予防係を対象に、勉強会やワーキンググループでの活動などを行い、院内の褥瘡に対する意識の向上に努めています。
  • 2~3回/1年程度、看護職員を対象としたスキンケアに関する研修を開催しています。

地域連携への取組み

  • 当院から褥瘡を保有した状態で退院/転院される患者さんについては、必要に応じて褥瘡申し送り書を作成しています。
  • 看護部教育委員会主催の選択研修「スキンケア」には、近隣の看護職員の方にも参加していただき、共に褥瘡ケアの向上を目指す機会としています。
  • 2012 年度、看護部リソースナース会主催の市民公開講座にて、「皮膚のお手入れ・傷の手あて」というテーマで地域住民の方々を対象にお話をさせていただきました。また、近隣施設からのご依頼で「褥瘡予防のためのポジショニング」について出張講義をさせていただきました。
  • 2014年度、医療関係者向け公開講座として「訪問看護師のための褥瘡ケアの基礎知識」を近隣の訪問看護ステーションの方々を対象に開催いたしました。今後も地域の医療関係者・介護関係者の方々に参加していただけるような講座の開催を検討しております。

実践報告と研究

  • 2011 年度、日本褥瘡学会にて、「褥瘡保有者の退院時の問題点」に関して報告を行いました。褥瘡保有者の在宅環境の整備や地域の医療機関との連携の必要性を強く感じ、今後の課題の一つとして取り組んでいます。
  • 2015年度、日本褥瘡学会にて、「当初褥瘡と考えられた放射線晩発性障害による仙尾骨部潰瘍の1例」「褥瘡リスク患者の早期栄養介入に関する検討 ~OHスケールとPNIにおける相関~ 」に関して報告を行いました。褥瘡以外の難治性潰瘍との鑑別やその対応策、局所治療以外の栄養面での褥瘡へのアプローチなども常に意識して日々のケアに取り組んでいます。