診療科・部門のご案内

小児医療センター(小児心臓血管外科)

診療責任者

診療責任者 小澤 司 診療責任者 小澤 司
氏名 専門領域 職名
小澤 司 小児心臓外科、小児・成人先天性心疾患手術 准教授
資格
心臓血管外科専門医
日本外科学会専門医
日本外科学会指導医
日本胸部外科学会認定医
日本胸部外科学会指導医
ICD(感染コントロールドクター)

スタッフ紹介

氏名 職名 専門領域 資格
片山雄三 助教 小児心臓血管外科
小児先天性心疾患手術
成人先天性心疾患手術
心臓血管外科専門医
日本外科学会専門医
日本循環器学会専門医

小児心臓血管外科の沿革・診療内容・特色

1953 年、米国の心臓外科医:Gibbon 先生が人工心肺装置を発明して以来、人類の心臓外科は劇的な進歩を遂げました。 同様に当施設(東邦大学大森病院)における心臓外科も、1959 年に開心術に成功して以来、大きく発展し、これまで数千件以上の小児先天性心疾患手術を手がけてまいりました。 心臓病を患うこどもたちに、できる限り質の高い安全な手術治療を提供することが、われわれの使命です。 すなわち救命することはもちろん、学業、体育、課外活動に積極的に参加でき、明るい学校生活とその後の社会生活が送れるように、こどもたちの将来を見据えた小児心臓外科治療を行うことが最も重要な責務と考えております。

当科では、小児科・新生児科・麻酔科・循環器内科・心臓血管外科との密接な連携を保ちつつ、あらゆる先天性心疾患、特に新生児・乳児の重症心疾患に対する治療を積極的に行っており、良好な手術成績をおさめています。 その例として、単心室症の多くのこどもたちが当科においてFontan(フォンタン)型手術に到達し、手術前にみられたチアノーゼもなくなり、唇の色もピンクになって元気に生活しております。 また完全大血管転位症に対してJatene(ジャテーン)手術を行った新生児、早期乳児の連続9 症例についても、手術死亡はなく軽快退院に至っています。 さらに最も重篤な心疾患のひとつとされる左心低形成症候群に対しても、Norwood手術(ノルウッド手術)を連続3 例に行い、全例、軽快退院し、右心バイパス手術(両方向性Glenn / Fontan 型手術)にも到達しています。

なお心房中隔欠損症、心室中隔欠損症などの非複雑性疾患に対しては、襟元が大きく開いたシャツを着ても手術創が見えないように、小さな皮膚切開で心臓内部の手術を完結し、高い評価をいただいております。 同時に手術の安全性を優先した上で、他人からの輸血をできるだけ使わない手術も行っております。 さらに2009 年から導入した分離型人工心肺装置により、生体へのストレスと輸血使用量が大幅に抑えられるようになりました。 このように当施設の小児心臓血管外科では、安全かつ良質な心臓血管手術を行なうことを最優先とし、心臓病のこどもたちとそのご家族の未来が少しでも明るいものになるように、誠心誠意、努力しております。

手術件数・成績

当科における手術件数の推移は、グラフに示す通りです。
手術術式の内訳としては、心室中隔欠損パッチ閉鎖術、心房中隔欠損閉鎖術、房室中隔欠損症(心内膜床欠損症)修復術、ファロー四徴症修復術(根治術)、Rastelli 手術、両方向性Glenn 手術、Fontan 型手術、総肺静脈還流異常根治術、大動脈縮窄/ 大動脈弓離断複合に対する一期的修復術、完全大血管転位症に対するJatene 手術、左心低形成症候群に対するNorwood 手術などの人工心肺下手術、さらにBT シャント手術、肺動脈絞扼術(PAbanding)、動脈管結紮術などの非人工心肺下手術も行っています。
またグラフに示すように、2010 ~ 2011 年以降、新生児の重症疾患が占める割合が増加していますが、良好かつ安定した成績をあげています。

臨床研究

  1. 小児心臓外科周術期における経時的心機能定量評価
  2. 小児心臓外科手術における輸血量削減と血液凝固線溶系の評価

紹介時のお願い

ご紹介の窓口は基本的に、新生児の場合は新生児科、小児の場合は小児循環器科が対応します。
直接、小児心臓外科医にご相談を希望される場合は、お電話にて循環器外来の小澤(水曜日午前担当)片山(月曜日午前担当)までご連絡下さい。

週間外来予定表

水曜日午前: 小児心臓外科術後外来 (担当:小澤)