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大森病院災害対策室から

平成23年3月18日
大森病院災害対策室から
大森病院 病院長 杉本元信
この度、3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震により想像を絶する被害がもたらされました。不幸にして亡くなられた方々に深く哀悼の意を表しますとともに、被災された多くの方々に心よりお見舞い申し上げます。

当院は災害拠点病院として最大限の努力を行うべく教職員一同これにあたっております。震災翌日(3月12日)災害対策室を設置し、被災地からの患者さんの受け入れ、地域医療機関の要望への対応、停電への対応策策定など種々の作業を行ってきました。今後さらに被災地から転送される重症ないし中等症の患者さん、原発避難地域から転送される患者さんに厚く対処することにしております。

一方、被災地における救助活動は、東京DMATと日本DMATの要請を受け、3月12日前者には医師1名と看護師2名、後者には医師2名と看護師1名、それぞれ気仙沼と仙台に派遣し、超急性期の活動を行いました。さらに、東京都福祉保健局の要請によって東京都医師会と災害拠点病院から編成される医療救護班第3陣(3月23日出発予定)の一員として、当院から医師1名、看護師2名を派遣します。

また、東邦大学の大森、大橋、佐倉の3病院は被災地を援助するべく福島県郡山医師会、救急病院や避難所(約90か所)に支援隊を派遣することを決定し、3月18日早朝、大森病院から3名(医師1名、看護師2名)が先遣隊として医療資材を携え、現地に向かいました。大橋病院と佐倉病院のスタッフは第2陣、第3陣として出発する予定で待機します。

以上が震災後1週間の経過です。病院は停電など不測の事態に対して万全の備えを行っていますが、今後一日も早く事態が改善することを切に願っております。