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術前のTS-1内服投与、パクリタキセル静脈内及び腹腔内投与並びに術後のパクリタキセル静脈内及び腹腔内投与の併用療法

対象 : 腹膜播種又は進行性胃がん

診療科:消化器センター外科

高度に進行した胃癌に対する腹腔内化学療法について

胃癌が進行すると、胃の壁の深くまで入り込んで胃の外側に癌が露出します。この際に、腹腔内に癌細胞がこぼれ落ちて腹膜播種という転移を起こすことがあります。腹腔内に癌細胞がこぼれ落ちている胃癌は手術で完治させることができないため、抗癌剤による治療が行われます。このような高度に進行した胃癌に対して、直接腹腔内へ抗癌剤を注入するのが腹腔内化学療法です。この先進医療は、腹腔内化学療法のパクリタキセル腹腔内投与と内服投与を組み合わせた治療法です。既存の全身化学療法より強力な治療法です。当施設では2015年2月先進医療の認定を受け、2015年3月から治療を受けられるようになりました。

適応疾患は

この試験は、これから手術を受ける患者さんで手術前に高度な進行癌と診断され、肉眼的腹膜播種がないが、癌が高度に進行して胃壁から外側へ露出している胃癌と診断された患者さんが対象となります。

方法

  • 腹部の皮下に抗癌剤を注入するポートを埋設して、そこから腹腔内へカテーテルを留置し、パクリタキセルを一定の周期で繰り返し注入します。
  • 21日を1コースとしS-1を14日間内服し、7日間休薬します。
  • パクリタキセルは第1日目と第8日目に静脈投与と腹腔内投与を併用します。
  • 治療を3コース終了してから手術によりがんの切除をおこないます。また術後、パクリタキセル静脈投与と腹腔内投与併用を3コース受けることとなります。

費用

*一回7,600円となっています。腹腔内化学療法にかかる費用については保険適用外です。

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