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mFOLFOX6+パクリタキセル腹腔内投与併用療法胃がん(腺がん及び腹膜播種であると確認されたものであって、抗悪性腫瘍剤の経口投与では治療が困難なものに限る。)

診療科:消化器センター外科

経口摂取困難な腹膜播種陽性胃癌に対する腹腔内化学療法について

胃癌が進行すると、胃の壁の深くまで入り込んで胃の外側に癌が露出します。この際に、腹腔内に癌細胞がこぼれ落ちて腹膜播種という転移を起こすことがあります。腹腔内に癌細胞がこぼれ落ちている胃癌は手術で完治させることができないため、抗癌剤による治療が行われます。このような腹膜播種を伴う胃癌に対して、直接腹腔内へ抗癌剤を注入するのが腹腔内化学療法です。この先進医療は、フルオロウラシル、レボホリナート、オキサリプラチンを組み合わせたFOLFOX療法に腹腔内化学療法のパクリタキセルを組み合わせた治療法です。食事がとれず飲み薬を飲むのが難しい患者さまを対象に、既存の全身化学療法をより強化した治療法です。当施設では2016年7月先進医療の認定を受け、2016年8月から治療を受けられるようになりました。

適応疾患は

この試験は、胃癌と診断され、組織学的または細胞学的に腺癌であることが確認されており、画像診断、審査腹腔鏡または開腹手術により腹膜播種が確認されている、経口摂取が困難な患者さまが対象となります。

方法

  • 腹部の皮下に抗癌剤を注入するポートを埋設して、そこから腹腔内へカテーテルを留置し、抗癌剤を一定の周期で繰り返し注入します。
  • 28日を1コースとし、第1日目と第15日目には レボホリナートとオキサリプラチンを点滴静注した後、フルオロウラシルを短時間で静注し、46時間の持続静注をします。
  • パクリタキセルは第1日目、第8日目及び第15日目に腹腔内投与します。
  • 治療が2コース終了するごとに、治療効果を評価します。

費用

1コース(4週間)あたり、抗癌剤と腹腔内投与に使用する医療材料費は35,000円となっています。保険適用外です。予定どおりに治療が進んだ場合の平均的な投与回数は6コースとなり、その場合の費用は210,000円です。
抗癌剤と腹腔内投与に使用する医療材料以外の費用(入院・外来診療)は保険診療の取扱いとされ、一部が自己負担となります。

お問い合わせ

事前にお電話で、消化器センター外科外来(上部消化管担当医師:島田英昭、名波竜規、大嶋陽幸)に問合せの上、火曜日・木曜日の 外来を受診してご相談ください。